シャアってどんだけ専用機があんのよ…

ガンダムMk-ⅢってのはいわゆるZ-MSVの一機です。

アナハイム・エレクトロニクス社の開発担当者にシャア信者でもいたのか、わざわざクワトロ大尉に乗って欲しいっていうことで赤いやつを作ったんだそうです。

実際には配備されなかったわけですけども、赤いガンダムというのは存外カッコイイのでこれはこれでアリですね。

ノーマルのガンダムMk-Ⅲはブルーグレーというか地味な色なのでなおさら8号機がカッコイイです。

ちなみにこの8号機、元ネタはサンライズが公式で展開する「矢立文庫」で発表されたもので、有名どころでは『トワイライトアクシズ』なんかと似たような出自のガンダムです。

というわけでプレバン限定品のガンダムMk-Ⅲ8号機を見ていきましょう。

RE/100 1/100 ガンダムMk –III 8号機
RE/100 1/100 ガンダムMk –III 8号機
RE/100 1/100 ガンダムMk –III 8号機

まずは三面図です。

百式とガンダムMk-Ⅱのいいとこどりみたいな印象ですが、正統進化という意味ではあり得るなというデザイン。

背中にビーム・キャノンを装備させたあたりにZZにつながる大艦巨砲主義が垣間見えたり、顔がZガンダムっぽいところにアナハイムの意地を感じてみたりと、いろいろ想像を巡らせると楽しいですね。

RE/100 1/100 ガンダムMk –III 8号機

アオリで巨大感を演出。

うーんカッケエ。

ちょっと赤すぎるかなという気もしたので、若干グレーの要素を増やしています。

とはいえ部分塗装&成形色仕上げではこれぐらいが限界。

ガッツリ塗装できる人はサザビーのようにトーンの違う赤を複数色用意して塗り分けると良いと思います。

RE/100 1/100 ガンダムMk –III 8号機

ちなみに武器を装備した状態がこちら。

このシールドってエルガイム……?

いやネモですよね。ネモ。

ビーム・ライフルは細長いZガンダム系のもので、エネルギーパックはガンダムMk-Ⅱのものと百式のものを両方使うようです。

ビーム・サーベルはシールドに収納されており、なんでまたこんなところに付けたんでしょうか。

まあカッコイイからいいか。

RE/100 1/100 ガンダムMk –III 8号機
RE/100 1/100 ガンダムMk –III 8号機

可動範囲について。

MGよりも簡略化されたとはいえ、可動範囲はけっこう広いです。

ヒジ、ヒザは二重関節ですし、胴体もグネグネ動くのでポーズの自由度も高いです。

RE/100 1/100 ガンダムMk –III 8号機

バーニアは部分塗装しています。

シルバーとゴールドの組み合わせですが、定番というか王道ですね。

グレーのままよりははるかにイイと思います。

このくらいならマーカー塗りでチョイチョイです。

RE/100 1/100 ガンダムMk –III 8号機

今回の工作ポイントは何と言ってもデカール貼りです。

キットに付属するのは水転写デカールなので、無塗装仕上げの場合は剥がれ落ちる心配がありますよね。

仕上げにつや消しのトップコートを吹けばいいのですが、塗装できる環境がない人や時間が取れない場合もあるでしょう。

そんなときは「デカールの部分だけクリアを筆塗り」します。

今回はデカールが剥離しないように、その部分だけアクリジョンのつや消しクリアを筆塗りしています。

よく見ると塗った跡が見えると思いますが、ぱっと見ではわかりません。

RE/100 1/100 ガンダムMk –III 8号機
RE/100 1/100 ガンダムMk –III 8号機

アクションポーズの例。

長いビーム・ライフルも自然に違和感なく構えられます。

腰の可動ギミックのほか背中のバインダーもけっこう動くのでポーズの邪魔にならないのがナイス。

指に表情がついた左手が付属しているのもポイント高いですね。

RE/100 1/100 ガンダムMk –III 8号機
RE/100 1/100 ガンダムMk –III 8号機

ビーム・サーベルを振り下ろすポーズも完璧ですね。

シールドからサーベル基部を外すとディテールがありますので部分塗装しておきます。

こういう細かいところにひと手間かけるとクオリティが上がるのは料理もガンプラも一緒です。

シールドの裏には予備のエネルギーパックが2種類ずつマウントされています。

シールドのマウントは可動の自由度も高いので大きいわりに邪魔にならないのが秀逸ですねえ。

RE/100 1/100 ガンダムMk –III 8号機

というわけでガンダムMk-IIIの素組&部分塗装レビューでした。

今回のポイントは4つ。

  • 赤い成形色はヒケも目立つのでメラミンスポンジでつや消し仕上げにします
  • そのままだと赤すぎるので、グレーで部分塗装を追加するとバランスが良くなります
  • スミ入れは黒で強めに入れます。赤と黒は相性もいいのでバチッと入れましょう
  • 水転写デカールはトップコートをしないと剥離するので、部分塗りでもいいのでつや消しクリアを塗りましょう

ガンダムタイプの割には色数が少ないので、パチ組しただけではちょっと物足りないかもしれません。

そのせいかデカールにも派手なマーキングなどが用意されているので、デカールはぜひ全部貼りましょう。

アナハイム系ガンダムを作ってみたいけどZとか百式は飽きたなあという人、ぜひこちらのガンダムMk-IIIがオススメです。

HGUCはまだ発売してないのでね。

いずれ出るでしょうけども。

デカイサイズも迫力があって良いですよ。

RE/100 1/100 ガンダムMk –III 8号機

価格:3,780円(税込)

発売日:2018年6月20日

矢立文庫:アナハイム・ラボラトリー・ログ

http://www.yatate.net/g-al/g-al-1.html