ガンプラ改造便利グッズ、100円ショップで買える。
100円ショップで全部そろいます。
ガンプラと言えば塗装をしたり、ツヤ消しクリア等のトップコート仕上げが主流ですが、最近のキットは色分けが細かく完成度も高いので、無塗装・素組のままでもじゅうぶんという場合もあります。
それでもプラの地肌がツヤツヤのままより、多少のツヤ消し仕上げにした方が見栄えもいいので、今回は簡単にできるツヤ消し仕上げの方法についてまとめました。
サンプルとしてHGUCグフ(リヴァイブ版)を使用していますが、どんなキットでも使える裏技なのでぜひお試しくださいね!
まず100円ショップに行きます。
キッチンコーナーには水だけで汚れが落ちるメラミンスポンジが売っていると思いますが、これを使います。
使いやすいキューブタイプがオススメですが、デカイ塊を買って自分で切り出しても同じなのでどちらでもかまいません。
それと意外に使うのがタッパー。
水でスポンジを濡らす必要があるので、タッパーに水を溜めておくとデスク上で終始できるので便利ですよ。
タッパーは完成したガンプラを保管するのにも便利です。
サイズを合わせて多めに買っておくことをオススメします。
作業環境です。
水は少しでいいんですが、スポンジの削りカスが出るのでデスクの上にマットや新聞紙などを敷いておくと掃除が楽です。
タッパーの水にスポンジを浸して、余分な水分を絞ってからパーツを磨きます。
あとはもう無心にシコシコ擦るだけです。
ひとしきり擦ったあと。
右脚(手前側)がメラミンスポンジで擦ったもので、左脚はノーマルのままです。
写真だとわかりにくいのですが、右脚の方がツヤ消しになっているのがわかるでしょうか。
足の黒いパーツあたりがわかりやすいかな?
今回は見本のためいきなりパーツを磨きましたが、スミ入れをしてからやった方がはみ出した部分などが消せるので一石二鳥です。
ツルッツルだった表面もしっとりとした手触りに変化し、見るからに塗料の乗りも良くなってそうな予感。簡単な下地処理としても使える技術かもしれませんね。
脚一本を丁寧に擦っても所要時間は20分くらい。
動画なんかを見ながらでもできちゃうので簡単です。
ちょっと別のキットでも試してみました。
HGUCのV2ガンダムです。
写真右側の脚がスポンジ磨き後のもの、左側はノーマルです。
ヒザの青と足先の赤がツヤ消しになっているのがわかると思いますが、実際には白いパーツもかなり落ち着いた表面仕上げになっています。
ピカピカしたツヤが消えてしっとりとした質感になるので、塗装するより簡単だし、塗料の厚みで関節可動が渋くなったり色が剥げたりしないのも利点のひとつです。
左半身(写真では向かって右側)のみツヤ消し仕上げにしてみましたが、写真ではやはり伝わらない……
肉眼で見ると一目瞭然に違うのですが、この写真ではちょっとわからないかも。
背中の黄色パーツのツヤが最も格差が出ているんですが、実際には白いパーツの質感が落ち着いたものになるので右と左で全然印象が異なります。
想像するより如実に違いが出ますよ。
作業中の状況。
スポンジは消しゴムのように減っていきます。
その過程でカスが出ますが、水に浸していないとこのカスが粉状になってしまうため、周辺の掃除が100倍は大変になります。
また細かいミゾに粉が入り込んで取れなくなるので、パーツの洗浄も入念に行う必要があります。
スポンジは濡らして使いましょう。
それと、スポンジの形が崩れてくると磨き残しや磨きムラが出やすくなるので、ある程度ボロボロになったらサクッと捨てて新しいのを使いましょう。
HGUCのV2ガンダムくらいですとキューブが2~3個もあれば全体が磨けてしまうので、さほどの出費にはならないと思います。
というわけで、メラミンスポンジでツヤ消し仕上げの裏技紹介でした。
本サイトで紹介しているキットの素組写真でもこの仕上げ方法のものがいくつもありますので参考にしてみてください。
塗装できる環境がない(小さいお子さんがいるとか)場合や、塗装するほどの時間をかけられないといった場合の代替案としては非常にコスパの良い技だと思いますよ!
ぶっちゃけこの技とスミ入れ、部分塗装さえできればかなりの見栄えになりますので、最新のデカールやシール付きのキットであればじゅうぶん満足できる仕上がりになると思います。
スポンジでパーツを磨く作業は無心になれるし、こういう単純作業は意外やストレス解消にもなる(指先と肩は痛くなる)のでお試しアレ~!