ジョニーは戦場に行った――ゲルググで。
ジョニー・ライデン少佐はジオン公国軍のエースパイロットです。
赤いパーソナルカラーから「真紅の稲妻」の異名を持ってますけど、赤と言ったら「赤い彗星」があまりにも有名になったせいで間違われることも多かったというカワイイエピソードもある人ですね。
というわけで今回はジョニー最後の乗機となった高機動型ゲルググ(ジョニー・ライデン専用機)をちょっとだけ改造していきましょう!
その前に今回の改修ポイントを整理しておきましょう。
ガンプラの改造って無計画に始めるのも楽しいのですが、やりたいことを決めておくと終わりが見えて精神的には楽です。
- 胴体と脚の延長
- 肩の可動範囲を拡張
- 成形色のままで合わせ目を消す
- バーニアなどのディテールアップと部分塗装
こんな感じ。
延長とか拡張とか言ってますが、大規模な改修をするわけではありません。
簡単な加工を積み重ねることでも十分効果が発揮できますよ、という改造になります。
まず脚部の延長から始めましょう。
HGUCのゲルググは微妙に設計が古いので挟み込みタイプのヒザ関節になっています。
ここを後はめ加工にしつつ、接合面で1ミリずつ延長します。
ヒザ関節パーツの先端に1ミリ、太もも側に1ミリのプラ板を貼ることで、関節部分を伸ばすわけです。
太もも側の関節は接着して固定します。
これで合計して2ミリですね。
続いて足首です。
ここのボールジョイント基部のポリキャップ受け口を1ミリプラ板でかさ上げします。
ノーマル状態だとポリキャップが埋まってる状態ですが、これが若干ポリキャップがはみ出るくらいになります。
これでヒザ関節の2ミリと合わせて3ミリの延長になりました。
3ミリなんてちょびっとじゃーんと思うかもしれませんが、1/144の3ミリはスケール換算したら結構な長さです。
それに、太ももやスネを切った貼ったするような大改造をしたいわけではないのでこれぐらいでいいのです。
ヒザ関節の可動範囲も拡張します。
ヒザ裏が干渉する装甲部分を削っていくのですが、これは削っては確認、削っては確認という現物合わせの加工になります。
左右で大きくズレないようにバランスを考えながらやりましょう。
写真くらいまで曲がれば十分でしょう。
お次は胴体です。
ここは可動がボールジョイントになるのですが、上半身の重量が集中するためすぐにプラプラになってしまいます。
また胴体が短いのかコックピットハッチが上半身に埋まってしまうので何とかしたいポイントです。
まず胴体のボールジョイント接続パーツの付け根にプラ板を挟みます。
1ミリを3枚入れたので3ミリの延長になります。
これで接続位置が下がり、コックピットハッチが隠れることはなくなりました。
ボールジョイントの接続を硬めにするのに使用したのがコチラ、パーマネントマットバーニッシュです。
ゆるゆる関節に使えることで有名ですが、実際はつや消し仕上げ用の保護ニスです。
これをボールジョイントの玉に塗ります。
あまり塗りすぎるとキツ過ぎてパーツが折れますので注意してください。
その2へつづく↓