『機動戦士ガンダム』TV版 ってこんな話。あらすじをまとめてみました。

このフレーズだけでオッサンたちのハートをワシ掴みできる

ガンダムシリーズの原点となった基本中の基本

いわずもがな、今や伝説となったシリーズの原点でありすべての基礎と言える物語。TVシリーズとして全43話が制作された。

実際は全52話の予定だったものが短縮されたというのは有名な話だが、ア・バオア・クーでの最終決戦後に描かれる予定だったエピソードは総監督である富野由悠季の小説版で読むことができる。

シャアが味方になったりアムロがアレしたりと大変楽しめるのだが、この小説版が映像化されていたら現在のようなガンダムブームが継続していたかどうかはわからない。それくらい、物語がキチンと終わってしまっているからだ。

 さて、前置きはこれくらいにして、作品をザックリ解説していこう。

 と言ってもガンダムは歴史物語の側面も強いので、事前知識として歴史的経緯も知っておくとより理解が深まるし、飲み込みも早くなる。

主役メカとなる地球連邦軍の試作モビルスーツ、ガンダム

知っておきたいガンダムの基礎知識

  • 人類のほとんどはスペース・コロニーに移住しており、地球にはわずかな特権階級や貧民層しか住んでいない。
  • コロニーの集合体のひとつである「サイド3」を国体とするジオン公国は、スペース・コロニーの完全なる自治独立を勝ち取るため、地球連邦政府に対して独立戦争を挑んだ。
  • ジオン公国にはモビルスーツ(MS)と呼ばれる人型兵器があり、これとレーダーを無効化するミノフスキー粒子の特性とが相まって、戦争の様相が一変してしまう。
  • ガンダムで描かれる物語は、この戦争が始まってから半年以上が経過した宇宙世紀0079年10月から12月の約3か月間の出来事である。
  • この地球連邦軍とジオン公国軍による戦争は、後に「一年戦争」と呼ばれる。

というわけでガンダムのストーリーをざっくり説明すると、人々を強制的に宇宙へ移民させて搾取する地球連邦政府にブチ切れたジオン共和国が独立戦争を仕掛けたのだが、地球連邦軍の猛反撃を受けて負けてしまいましたとさ――という大きな歴史の流れを背景に、ほんの小さなイチ部隊の少年パイロット(アムロ・レイ)が人類の革新を予感させる経験をする、というお話である。

 一年戦争がどうしたとか、モビルスーツの実現のためにはミノフスキー物理学の成立がどうしたとか、そういうのは本来どうでもいい舞台設定であって、物語の本筋は「戦争の中で敵同士でもわかり合える理解力と洞察力」を得た少年の成長を描いた作品だということだ。

「ガンダム」はシンプルな物語

だから「ガンダム」とか「宇宙世紀」という世界観について予備知識が必要だとか、専門用語への理解がないとダメだとか、そういうことは一切ない。いきなり見始めてもじゅうぶん理解できるし、映像中で説明されることだけでとても楽しめる内容となっている(当然だが)。スポンサーの都合で毎回ロボット同士の戦闘が描かれるが、それもなるべく必然性があるように挿入されるので不満はない。ロボットの見分けがつかないという人のために「緑の」とか「青いの」とか「赤いのは三倍速い」とか、色分けが明快になってもいる。

ガンダムで描かれるのは基本的には人間ドラマだ。確かにモビルスーツ同士の戦闘シーンも魅力的だが、それだけでは人気が40年も継続はしない。

ジオン公国軍のモビルスーツ、ザクⅡ

ハマると深いガンダムの世界

大昔のロボットアニメだからと敬遠しないで、フラットな気持ちで観てみることをオススメする。物語の構造はとてもシンプルで、それゆえに背景となる世界観がとてつもなく重厚に構築されているというのが「ガンダムシリーズ」の特徴なのだ。知れば知るほど奥が深いのだが、始まりの物語はとてもシンプルで取っつきやすいものだということをぜひ知っていただきたい。

ちなみに、ガンダムが複雑化するのは、続編の『機動戦士Ζガンダム』からである。

「コイツ……動くぞ!」主人公のアムロ・レイ

「認めたくないものだな……自分自身の、若さゆえの過ちというものを」ライバルとなるシャア・アズナブル。赤い彗星の異名を誇る

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