サイコ・フレームとは装甲材質の金属粒子のひとつひとつにサイコミュ機能を持つチップを埋め込んだもの。
といってもワケがわからんが、要するに部材そのものがサイコミュというチート技である。
これをコクピット周辺の構造材として使うことで、本体のサイコミュ機能を補完する目的で開発されたようだが、結果として驚異の謎現象が起きまくるスーパーナチュラル発生装置となった。
このサイコ・フレームを搭載することでパイロットの意思が直接モビルスーツの駆動系に伝達するという、もはやリアルロボットとしてアリなのかというレベルに到達しているのだが、この技術をシャアがどうやって開発したのかは謎のままである。
とにかくシャアの反乱においては地球に落下するコースにあるアクシズの破片を地球軌道外へと弾き飛ばし、その際にはグリーンともイエローとも見える謎の光を発している。
この現象は後世にアクシズ・ショックと呼ばれるが、地球上からも肉眼で確認できたほどの発光現象がどうやって発生したかは明らかになっていない。
チェーン・アギが持っていたT字型のものはサイコ・フレームの試料(サンプル品)である。
なぜT字をしているかといえば富野の頭文字がTだから、というのが定説だ。
ちなみに次作となる『ガンダムUC』ではユニコーンガンダムの全身のフレームにこれを採用したフル・サイコフレームというとんでもない構造となっており、その結果エヴァンゲリオンさながらのとんでもない性能を発揮してしまうので、そちらもぜひ御覧いただきたい。