地球連邦軍の外郭部隊として最前線に立つ、いわゆる特殊部隊といえる組織。
外郭部隊というのは要するに活動資金や物資・人材を地球連邦軍から供給されながらも半官半民組織という中途半端な位置づけにある。
ブライトやアムロなどの軍人は、連邦軍からの出向扱いだと思えばわかりやすい。
これはティターンズのような軍内部での台頭を防ぐ意味合いが強く、強力な戦力を保持する部隊に多くの権限を与えたことでグリプス戦役を招いた経験から、その組織力を制限するためだと思われる。
かつてのホワイトベース隊を彷彿とさせる人員構成だったため、地球連邦政府高官からは好戦的な厄介者として認識されているが、実際問題としてネオ・ジオンとまともに戦闘できるのは彼らだけというのが連邦軍の実情でもあったのだ。
ちなみに、このロンド・ベル隊は本作に続く『機動戦士ガンダムUC』でも継続して登場し、艦隊司令官のブライト・ノアやネェル・アーガマ、ユニコーンガンダムをはじめとするガンダムタイプモビルスーツで編成されたエリート部隊として活躍する。
だが、宇宙世紀0105年になると同部隊は解体され、第13独立部隊として地球連邦軍正規部隊として再編されている。
艦隊司令官は引き続きブライト・ノアだ。