
HGUC 1/144 量産型ズゴック
発売日:1999年11月
価格:770円(税込)
活躍の場はTV版で、劇場版ではチョイ役なのね。
水陸両用モビルスーツ(MS)といえば代表格なのがズゴックですね。
コミカルな外見なのに地上では無類の強さを発揮するジオン脅威のメカニズムですけども、劇場版ではほとんどヤラレ役でした。
超カッコイイ両腕のクロー、そこに仕込まれたメガ粒子砲、そして頭頂部の魚雷。
男の子なら誰でも大好きな武器満載のズゴック、ガンプラで組み立ててみるとそのデザインの秀逸さを再認識すること請け合いです。
というわけで今回は量産型ズゴック行ってみよう。

パーツ全景。少な。
ごく初期のHGUCキットですからこんなもんですよ。
定価700円ですし、このパーツ数の少なさでもグリグリ可動するズゴックができるんだからさすがはバンダイです。

ある程度組み立てたところですが、色ごとに分割できるので塗装が楽です。
こういう配慮ってすごいと思う。
ズゴックの場合モノアイレールが別パーツになっているんですけど、頭頂部のフタが取れるので塗装後に組み立てられます。
良くできてるな~。

今回はちょいとお試しにスジ彫りを追加してみました。
装甲分割ラインというやつですけど、これが存外難しい。
ガイドを貼り付けて針状の工具で線を掘るのですが、ちゃんと固定しないと直線が引けません。
素人工作なので深さもまちまち、線はガタガタ。
上半身だけで懲りたのでスジ彫りはここまで。

脱皮してみた。

基本塗装しました。
設定色に合わせたのですが、持ち合わせがなかったので似た色をベースに適当に調色してみました。
使ったのはコバルトブルー、すみれ色、ミディアムブルーです。
ツメはキットのままで塗装はしていません。
箱絵と比べると全体的に濃いめの色になってしまったかも。

ウェザリング中にダクト周辺からヒビが!
エナメル塗料でウォッシングをしていたら割れました。
こういう薄いパーツなどは塗料の成分で割れることがありますので注意が必要です。
今回は「これはダメージ表現なの。戦闘中に被弾したの!」と自分を説得してそのままにします。
直す技術がないんだけど。

ウェザリング終了。
水陸両用といえばドロ汚れ、そして水の跡というイメージなので汚しも強めに入れます。
全体的にディテールが寂しいので、少しだけデカールも貼っています。


完成。
なにこのカワイイ感じ。
パーツ数の少なさに反比例するかのような完成度の高さ。
これは3機くらい買って小隊編成したくなる出来の良さですよ!




独特な多重関節のおかげでかなり自由にポーズがつけられます。
ただし構造上、パーツ同士の干渉で塗装が剥げてしまうので派手に遊ぶのは無理ですかね。
いい歳したオッサンが派手に遊ぶとも思えませんが。
いやしかしこれは楽しい!
ズゴック良い!

最後にRGシャア専用ズゴックとの比較。
なんと言うかRGはシュッとしてる。
腕や脚などディテールも細かいし、可動も良く考えられています。
けどズゴックってHGUCの可愛さみたいなものがあった方が「それらしい」気がします。
愛嬌って大事よね。