HGUC 1/144 ディジェ
発売日:2018年12月8日
価格:2,090円(税込)
なんでアムロにガンダムをあげないのよッ!?
あのね、ディジェって『機動戦士Ζガンダム』放送当時はキライでしたよ。
なんでまたアムロが、あんなどう表現したらいいかわからないガチャピン蛍光ミドリ色のゲルググもどきに乗ってんだよって。
背中には虫みたいな羽根もはえてるし、左肩のスパイクみたいなのも意味わからんと。
とにかく物語の中での扱いという意味でキライだったんです。
今回HGUC化されて立体物として手にしてみると、意外やディジェってカッコイイ。
食わず嫌いはダメだなって再認識した好キットでした。
というわけで今回は緑色の憎いヤツことディジェです。
いきなりパチ組完了。
このディジェの特徴は、とにかく可動範囲が広いということです。
特に肩の関節は変態的といっても過言ではないほどで、全体的なフォルムと相まって弁慶のごとくナギナタを振り回せます。
こりゃスゲエ。感動した。
腰の可動の邪魔になるコクピットハッチ(赤いところ)も別パーツにしてあるため左右に若干動きます。
先に発売されたRE:100のディジェではここまで可動に振った設計ではなかったので、このHGUC版の可動範囲は感動モノですね。
そしてディジェと言えばコレ。
ベースジャバーとのセットで撮影。
ガンダムUC版のキットなので厳密にはΖガンダムのとは違うのですが、細けえことはいいんだよということで。
うーんカッコイイじゃないかディジェ!
百式とセットにするとなお良いぞディジェ!
基本塗装しました。
設定色になるべく合わせたのですが、やはりこの緑色は再現が難しいです。
設定カラーではもう少し青みが強かったかもしれませんが、まあこんなもんでしょう。
エメラルドグリーンをベースに説明書の指示を参考にして調色、黒っぽいところはミッドナイトブルー、あとはオレンジイエローくらいです。
関節の明るいグレーは相変わらずキットの地色ままで、コクピットの赤はガルバルディβ用に調色した暗めの赤を使いました。
ウェザリング終了。
設定上、ディジェはリック・ディアスを陸戦用に改修した機体なので、汚れも陸上で付きそうな茶系を入れています。
海での戦闘も多かったので白っぽい汚れを追加して、全体的に汚れは強めにしています。
だってアムロだし。
けっこう無茶な使い方しそうでしょ、Ζ時代のアムロって。
完成。
なんかすごいカッコイイ。
記憶の彼方にあったディジェへのネガティブイメージは吹き飛んで、ディジェ最高じゃーん大好き!
というマッハ掌返しになりました。
特に天才的設計の多重関節のおかげで、動きにくそうなデザインなのに自由にポーズがつけられます。
プレバン限定のド・ダイ改も買っときゃ良かったな……。
というわけでHGUCディジェ、いかがでしたでしょうか。
メカデザインって、紙に描かれた設定画から受ける印象、TVの中の映像から受ける印象、そして実際に立体物になったときの印象ではずいぶん違うものです。
∀ガンダムなんて特にそう。
今回のディジェでメカデザインの奥の深さを思い知った次第です。
HGUCディジェ、オススメですよ!