HG 1/144 ザクⅡC型/C-5型
発売日:2017年9月2日
価格:1,980円(税10%込)
ザクⅡのベストバイと言える完成度
ザクⅡ、それはガンダムのモビルスーツ(MS)では基本中の基本と言われる機体で、ほぼすべてのガンダム好きが一度は通るガンプラでもありますね。
人気の高さを裏付けるようにガンプラも星の数ほど発売されていますが、今回ご紹介するのはその中でも決定版と言えるんじゃないかというくらい出来がイイです。
やっぱザクは基本よね~。
ということで今回はオリジン版HGザクⅡをお届けしましょう。
このキットは可動と組み立てやすさを重視した設計なのか、マスターグレードやリアルグレードなどの新規設計で培われた技術がテンコ盛りです。
写真は股関節の軸なのですが、前後にスライド可動するようになっています。
これができると立てヒザも可能になり、ポージングの自由度が格段に広くなります。
他にも肩の付け根の引き出しギミックや、胴体パーツの可動、スカートアーマーの接続方法、ヒジやヒザの二重関節などなど。
可動に対する思い入れが半端ないです。
パチ組完成。
立ヒザポーズもご覧の通りに自然に決まります。
これはスゴイ。
ヒジやヒザの可動範囲もわかると思います。
あまりにステキなので屋外で撮影してみました。
塗料ですが、よもぎ色、オリーブグレー(フィールドグレー)、ミッドナイトブルーを使いました。
よもぎ色はほとんどザク色といっても差し支えのないもので、キットの成形色が暗めで不満な人はこの色で簡単に塗装してしまうのがオススメです。
塗装してみた。
設定色になるべく合わせたのですが、若干アレンジもしています。
オリジンザクⅡですがほどほどに現代風のディテールが入っているので、スミ入れするだけでもかなり印象が変わります。
特に太ももあたりはパネルラインがあってわかりやすいので薄めに入れると引き締まりますね。
ということでウェザリングとデカールを貼って完成。
もうホントに驚異的な可動範囲で、アニメ本編での人間的なポーズですら再現できちゃいます。
モノアイはシール再現ですが、○がデカイのと小さいのが入っているのが良心的。
今回は大きいモノアイでよりアニメ風にしています。
これだけ出来がイイと3機そろえてサイド7潜入を再現したくなるなあ。
言い忘れてましたが今回のザクⅡではビルダーズパーツ1/144MSハンド(ジオン系)を使っています。
お手軽にハイディテールの手首が使える便利なサポートパーツですが、若干値段が高いのと塗装で割れやすいのが弱点かも。
それにしても便利なので連邦系とジオン系は揃えておきたいですね。
オリジン版のザクⅡは今回紹介したC型/C-5型だけでなく、シャア専用だのなんだのとバリエーションがたくさん発売されています。
特殊な武器が付属していたり、背中のキャノン砲がセットになっていたり、はたまた成形色がアニメっぽく明るめになっていたりと把握しきれないので、Webサイトやカタログ誌などで確認してみてください。
なんにせよ購入時の選択肢が多いのは良いことですよね。
今のところ1/144スケールのザクⅡではこれがベストだと思います。
可動とディテール、デザインのバランスが非常に高次元でまとまっているので、ガンプラ復帰の最初に手を出すキットとしてもオススメできますよ!