ガンプラを気軽に楽しもうと考えたときに、皆さんはどのスケールを選びますか。

1/144スケール?それとも1/100ですか。1/60とかもありますね。

一般的に組みやすいのは1/144スケールだと思いますが、塗装まで考えると実は1/100スケールが絶妙にイイんですよね。

ディテールが緻密だし、デカールを貼るのも大きいので楽です。

ということで今回はサイズ感と組み立てやすさが両立しているRE/100シリーズから、ザク改をチョイス。

スプレー塗装とウェザリングで簡単仕上げにしていきます!

まずは完成状態での三面図です。

いわゆるザクⅡとは若干異なるプロポーションで、少しだけスタイリッシュになっていますね。

これがザク改の特徴なんですが、プロポーション的な再現度はHGUCよりも優秀な気がします。

今回はスプレーでの塗装なので、調色ができません。

なのでアニメ設定に似た色を適当にチョイスして用意しています。

基本色となる緑は3色で、すべてタミヤスプレー。

ラッカー系の強烈なヤツなので換気にはくれぐれも注意しましょう。

ライトグリーン(ドイツ空軍)AS-23/オリーブドラブ2 TS-28/ダークグリーン TS-2の3種類です。

他にレッドやガンメタルも使っています。

定番の俯瞰から。

モノアイレールにはクリアパーツのシールドが付属。

ただ、頭部の内側は黒で塗っておかないと隙間から見えてしまうので注意しましょう。

色ごとにパーツ分けされているので塗装自体は楽です。

だからこそスプレー缶で手抜きもできるわけですね。

頭部は3種類が付属します。

一般兵用ノーマル、中隊長のツノ付き、フリッツヘルメットタイプです。

フタのパーツだけの組み換えでどれも再現できます。

可動についてはなんの不満もありません。

最近のMGほどの変態可動はありませんが、ポージングするには必要十分。

むしろ組み立てが簡単なのにこれだけ動くんだから超優秀なキットじゃないでしょうか。

特にうれしいのがヒジの可動。

写真ではちょっと外れかけてますけど、ヒジ関節に回転軸が追加されているので、ヒジの曲げ方がアニメ本編と同じようにできます。

これはすべてのキットで標準装備にしてほしいギミックで、アニメっぽくヒジを曲げたいワタシには重要な可動と言えます。

わかる人いるかなコレ。

今回の工作のもうひとつのテーマはウェザリングです。

使うのはいつものタミヤウェザリングマスターですが、これのブルー系とグリーン系のパウダーで角を出します。

このブルーとグリーンの粉は意外と汎用性が高く、いろんな色でタッチを出したりするのに使えます。

ただし、粉が付着しただけの状態なので、これを固定させるためにも仕上げにトップコートを吹く必要があります。

実は今回の作例ではわかりやすいようにトップコートを吹いておらず、撮影している最中に触ったところの粉が落ちてしまいました。トホホ。

アクションポーズその2は物語冒頭での墜落シーン再現。

実際はコロニーの地面にめり込んでましたけど、アクションベースを使っても再現できます。

ベースを作ってジオラマにしなくても、これなら脳内再現で楽しめますね。

バーニィ、もう戦わなくていいんだ! 

ザク改と言えばコレ。

ポケ戦のラストは涙なくして見れません。

最後のアルが泣きながら笑うところなんか涙腺直撃する名シーンです。

というわけで今回はザク改のカスタムレビューでした。

今回のポイントは5つです。

  • パーツの色分けがほぼ完璧なのでスプレー塗装がオススメ。成形色を生かしたメラミンスポンジでのつや消し仕上げに部分塗装でもイケると思います
  • ウェザリングマスターでの汚しのあとはトップコートを吹いて定着させましょう
  • 付属のシールは細かいですが、キットのサイズが大きいので全部貼った方が迫力が出ます
  • 今回はウェザリングをするのでスミ入れは目立つ部分にしか入れていませんが、全体に入れるならダークグレー系で抑えめにした方がいいかも
  • MGガンダムNT-1アレックスが欲しくなりますね。ぜひ並べて飾りましょう!

『ポケ戦』はMSの戦闘シーンがあまりない作品ですが、ザクⅡ改とアレックスの一騎討は別の意味でも印象深いですよね。

HGUCでも出来の良いザクⅡ改が手に入りますが、今回RE/100を作ってみて、やはり1/100スケールはイイ! と再確認しました。

なにしろポリキャップを使わないし、KPS素材によって全体が軽い!

 軽いということはそれだけアクションポーズが取りやすいということですからね。

MGと並べても引け取らないRE/100のザクⅡ改、超オススメのキットです!

RE/100 1/100 ザクII改

価格:3,850円(税込)

発売日:2019年7月20日