まさかの発売、エルドラドートレス!
『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』に登場する敵メカなんですけど、ベースがドートレスということもあってキット化されるとは思ってなかったエルドラドートレス。
プレバン限定とはいえまさかの立体化なので思わず購入しました。
ドートレスのカスタム機なんて珍しいですけど、キット自体はシンプルなので今回は戦闘シーンの撮影方法の解説も含めて見ていきましょう!



基本となる三面図。
ドートレス自体は『機動新世紀ガンダムX』に登場する量産機で、言わばジムみたいなもんですからデザインは非常シンプルです。
それ故に可動ギミックもシンプルなもので、可動範囲を邪魔するような付属品もないため総じてよくできたキットになっています。
4本のバレルが展開するマルチプルバレルライフルは、ギミックをキッチリ再現しています。
肉抜き穴が目立つので何とかしたいところですが、これを埋めるのって相当大変な作業なんですよね。
ここは心の目で見て「ディテールだと思いこむ」技を使いましょう。
腕に自信のある方や時間と資材のある方は挑戦してみてください。
ちなみにメタリックパープルのマーカー塗りで銃口の再現をしています。
頭部センサーやシールドなどのパープルと合わせていますが、曲面に無理矢理シールを貼るよりは塗った方が早くてきれいな場合も多いですよね。


アクションポーズ。
脚は大きく開くし、腰もグリグリ回る。
腕も肩からグイッと上がるしヒジヒザも良く曲がります。
これね、シンプルデザインの利点を全部体現している好キットですよ。
シールドとライフルだけというシンプルな武装もプラスポイントになってるかも。

さて、ここからは劇中でもあったジャスティスナイトとの戦闘シーンを再現してみましょう。
ガンプラを使った戦闘シーンの再現はやってみると難しいというのがわかると思いますけど、何が難しくてどこがポイントなのかを説明しますね。

まずアクションベースを機体分用意します。
自立させるのは難しいので、空中戦や宇宙空間でなくてもアクションベースで支えないと思い切ったポーズが取れません。
そして、対峙させる機体は高低差を付けると迫力が出しやすいです。
横から見た写真。
画面の中に奥行きが足りず、距離感も伝わりにくいです。
ピントは合いやすいですが迫力には欠けます。


そこで、ジャスティスナイトからの視点にします。
下から見上げたカットと、上から見下ろしたカットを撮影してみます。
画面に奥行きが出て機体同士の距離感が増して見えます。
ピントをジャスティスナイトに合わせることでどちらに着目して欲しいかがわかるようになります。
この場合ならジャスティスナイトになりますね。


反対にエルドラドートレスにピントを合わせると、注目して欲しい主役が変わります。
写真はかなり明るい状態ですが、もっと暗くするとより雰囲気は出ますし緊張感も出ると思いますよ。

今度はエルドラドートレス側から見上げた構図です。
手前に来る機体が主役になるのでわかりやすい構図と言えるでしょうか。
逆に奥のジャスティスナイトにピントを合わせることもできます。
この辺は正直、好みの問題ですので好きな構図を使えばいいと思います。
ただ、ガンプラを単に横に並べただけでは撮影できないのを理解していただければ。
実際にやってみると画角的に背景バレしたり、フレーム内に収めるために被写体が小さくなってしまったりと不都合が多いのがわかると思います。
高低差を出して奥行きを稼ぐというやり方は対決パターンでは結構使いやすいやり方だと思います。

というわけでエルドラドートレスの素組レビューでした。
今回のポイント。
- 暗いパーツの光沢が目立つのでメラミンスポンジでのつや消し仕上げにしましょう
- 部分塗装を細かく施しましょう。スミ入れも強めに入れた方がいいですね
今回はキット自体がシンプルだったので、対決シーンの撮影方法についても解説してみました。
エルドラドートレスはプレバン限定品なので簡単には買えませんけど、機会があったらぜひ手にしてみて欲しい秀逸なキットです。オススメ品!
HGBD:R 1/144 エルドラドートレス
価格:1,430円(税込)
発売日:2020年2月14日(発送)
https://p-bandai.jp/hobby/special-1000011125/