HGUC 1/144 イフリート・シュナイド

発売日:2017年7月8日

価格:1,980円(税10%込)

グフとは違うのだよ、グフとは!

簡単に言ってしまうとグフとドムの中間に位置するモビルスーツ(MS)ですけども。

陸戦用として考えるとそのふたつの性能を併せ持つというのはなかなか便利なわけで、格闘戦に限れば万能選手ともいえる機体ですね。

本来のイフリートはゲームが初出ですが、そのあまりにも便利な性能のせいか人気も高く、いくつかのバリエーション展開とともにほかのゲームやアニメにも登場するメジャーな機種になりました。

シュナイドは『ガンダムUC』に登場するバージョンで、青が基本色だった系列機と異なり紫色の機体カラーへと変更されています。

しかしどうでもいいんですけど宇宙世紀0096年に0079年のMSを使い続けるジオン残党って……物持ち良いのね。20年落ちですよ。

ということでサクッとパチ組。

グフとドムの中間というのがよくわかるプロポーションですが、シュナイドの特徴ともなっているクナイ(ヒート・ダート)が忍者みたい。

この武器を使う理由についてはコミックなどで裏設定が盛りだくさんあるのですが、説明するのが超めんどくさいので割愛。

カッコイイという事実だけでいいんですよ、偉い人には(以下略)。

しかしね。この紫色がどうもこう…違和感がある。

個人的にイフリートといえば『機動戦士ガンダム外伝 戦慄のブルー』に登場したイフリート改なので、青色という印象が強いんです。

なので…

青く塗り替えちゃう! ガンプラは自由だから!

ハイ~。塗装完了。

使ったのはコバルトブルーとインディブルー、それと明灰白色。

大腿部や関節などの明るいグレーはキットの下地のまま無塗装という手抜き仕上げですが、それなりに見えてしまうのはさすがHGUCですね。

私の場合、全部が筆塗りなのでツヤツヤでムラだらけの適当仕上げですが、このあとウェザリングしたりつや消しトップコートしたりするので気にしません。

それにしても、やっぱイフリートは青よね~。

グフのイメージが強いからか、色替えしても違和感ありません。

そしてウェザリング。

いわゆる汚し塗装というやつですが、ちゃんとやると手間も道具も経験値も必要になります。

適当仕上げに便利なのがタミヤのウェザリングマスターという商品で、汚れに使えそうな「粉」のセットなんです。

付属の筆やスポンジでササッとなでると粉が付着してイイ感じになるという便利アイテム。

いろんな汚れバリエーションがあるので一通りそろえておくと便利です。

今回は陸戦用なので砂汚れ風のものをチョイスします。やりすぎるとスケール感を損なうので、ほどほどで止めるのがコツでしょうか。

完成。

バズーカ、クナイの刃、関節部分など明るいグレーのパーツは塗装していません。

関節可動がギクシャクするし、今回の場合は塗らなくても行けそうだったので手抜きをしました。

それでもパッと見は違和感ないのでこれで良しとしましょう。

HGUCイフリート・シュナイド、いかがでしょうか。

関節機構なども最近の設計ですし、全体的な造形も良いので素組でもじゅうぶんカッコイイ良キットですね。

一年戦争のMSが好きなんだけど、もう作る機体がないなあという方にもオススメできます。

シンプルなデザインゆえか、今回のように色替えをしてもしっくりくるので自己流アレンジのベースとしても良いと思いますよ!