宇宙世紀0105年という時代はシャアの反乱から12年が経過しており、その間に大規模な戦争が起きていない(ラプラス事変を含む)ことから地球連邦軍は規模を縮小している。

フィリピンのダバオ空軍基地に配備されているキンバレー部隊は、マフティーをはじめとする反地球連邦運動に対応する拠点のひとつである。

基地司令の名前からキンバレー部隊と呼ばれるのだが、新任のケネスはこの慣習を嫌ってキルケー部隊へと呼称を変えている。

この前基地司令だったキンバレー・ヘイマンは、転属となる前にオーストラリア大陸のオエンベリに拠点を構えるとされる反地球連邦組織を壊滅するべく、基地の戦力を引き連れて遠征しているため映画には登場していない。

これは転属前に武勲を挙げて、なるべく地位を向上させておきたいという個人的な動機だが、このオエンベリでの暴虐ぶりは次回作で存分に描かれるだろう。