美少女系ガンプラとでも言いますか

『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』に登場するキャラクター&彼女が搭乗するモビルスーツをキット化したのがこちら。

最近はロボットよりも美少女のプラモデルが売れているみたいですけど、こういうフィギュア系のキットってあまり作る機会がなかったんですよね。

なので今回は非常に新鮮な気持ちです。

というわけでモビルドールメイ、さっそく作ってみた!

HGBD:R モビルドールメイ
HGBD:R モビルドールメイ
HGBD:R モビルドールメイ

モビルドール状態での全身。

ただでさえ小さい足にハイヒールなので立たせるのに苦労します。

女の子プラモデル、なんか新鮮ですね。

ロボット的でもあり女性的でもある造形はなかなかのこだわりを感じられます。

関節可動も体のラインを崩さないように工夫されているし、これはこれで兵器としてのメカではない独特な魅力があります。

HGBD:R モビルドールメイ

特にこだわりを感じたのがこちらのオシリ。

胴体との接続が難しいところですが、太ももの付け根にもオシリ要素を持たせることで量感と可動を両立させるとは恐れ入りました。

スゴイなこのこだわり。

HGBD:R モビルドールメイ

人形は顔が命。

ということですがモビルドールでは目に特徴がありますね。

ここはホイルシールで再現されていますが、よくできています。

塗装でこれは再現できないので便利です。

HGBD:R モビルドールメイ
HGBD:R モビルドールメイ

アクションポーズ。

ヒジ、ヒザ、足首などの可動範囲は十分なのですが、問題は腰。

胸と骨盤のあたりで分割されているのですが、腰を含む腹部が一体成型なんですね。

そのせいで腰の可動が制限されてしまっています。

ウエストラインは女性的な美しさの特徴でもありますから、ここを美しく再現するとなるとこうなるのは仕方ないんですけど、もうちょっと動くと良かったなと。

HGBD:R モビルドールメイ
HGBD:R モビルドールメイ

ビームシールドは腕に巻きつけられたマウントに取り付けられます。

取付基部から延長パーツによって距離が取れるようになっているためシールドが本体に干渉するようなこともありません。

このビームシールド、なかなかカッコイイ。

HGBD:R モビルドールメイ
HGBD:R モビルドールメイ
HGBD:R モビルドールメイ

リアル世界でのメイ。

といっても首から上を差し替えただけです。

余談ですけど、成形色の都合で人間状態とモビルドール状態の髪の毛パーツが余剰パーツとして2色揃います。

HGBD:R モビルドールメイ

美少女プラモの定番、表情パーツ。

ノーマル、笑顔、口パク状態の3種類が付属。

しかしこの顔パーツの仕上げが思ったよりも大変でした。

HGBD:R モビルドールメイ
HGBD:R モビルドールメイ

表情パーツを変更したところ。

目線の移動はシール(あるいはデカール)を選択することで可能になりますが、眼球可動ギミックがあるわけではないので選択後は固定です。

本編ではあまり見られないですけど、やっぱり笑顔が一番イイかなあ。

これが今回のポイントになる瞳シール(デカール)です。

メイの顔は瞳と眉毛がシールかデカールで再現するようになっているのですが、パーツに眉毛のモールドがあるためにデカールが非常に貼りにくい! 

ただでさえ細くて小さいデカールなのに、モールドの上にピッタリ合わせるのは無理よ。

じゃあシールで、となるとこれが瞳と眉毛が一体になっており、瞳と眉の間の肌色もシールになっているんですね。

その色がパーツと合わないので違和感がある! これには参りました。

散々試した結果、今回は瞳を水転写デカール、眉毛は部分塗装とすることで解決しました。

人形の顔を仕上げるのって難しいですね。

もっと経験を積まないと。

HGBD:R モビルドールメイ

というわけで、モビルドールメイでした。

最後になりましたが今回の作例は無改造、全体をメラミンスポンジでのつや消し仕上げ。

スミ入れはしましたが顔以外の部分塗装はほとんどしていませんのでキットの完成度はかなり高いと思います。

美少女系プラモデルって今まで抵抗があったのですが、これはこれで面白い!

 戦闘兵器としてのガンダム的リアリティだけでなく、SF的要素だったりガジェット的なデザインの魅力も取り入れているんですね。

なんだか視野が広がった気がします。

食わず嫌いはいけませんね。

モビルドールメイ、皆様にもオススメできる良キットでした!

HGBD:R モビルドールメイ

発売日:2020年1月25日

価格:2,640円(税込)