
08小隊版の強化型ボールとの限定セット品
ボールと言えば全世代がヤラレメカと答えるほど有名な存在ですが、一口にボールといってもいろんな種類があるんですよね。
通常の頭頂部に大砲1門というノーマル形状は2機セットで販売されてますが、今回はプレミアムバンダイ限定のK型&シャークマウス仕様の2機セットをお送りしましょう。
ザコメカって侮るなかれ、意外な出来の良さに驚愕するかもだ!




まずはK型から。
これは『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場した仕様で、先行量産型だそうです。
なんかインターネッツによるとルナチタニウム合金でできているらしく、その根拠がザクマシンガンに耐えたからってマジっすか。
デカイキャノン砲ではなく50キャリバーという二連装砲を装備。
腕も二股にわかれた強化型っぽい形状で、全体的にカッコ良くなってます。
だからって乗りたくないけど。
今回のキットは無加工で、パーツ全体をメラミンスポンジで擦ったつや消し仕上げ。
シールの貼付とスミ入れ、部分塗装という成形色を生かした仕上げの作例となります。




続いてシャークマウス仕様。
頭頂部の大砲は見慣れた感じで安心感ありますが、単発式なので若干不安になる気もしますね。
このボールは『機動戦士ガンダム MS IGLOO 1年戦争秘録』の第3話に登場するルナツー・パトロール艦隊所属のオハイオ小隊のものを再現したようです。
ただこのシャークマウスって現実のアメリカ空軍や海軍なんかでも人気のガラで、昔から実在するノーズアートなんですよね。
だもんで「丸い棺桶」ことボールを少しでも強く見せたいパイロットには人気のマーキングだったということです。

このシャークマウスはシールでの再現になるんですが、いつもの固いシールじゃなくて曲面に馴染みやすい柔らかシール(カイナスシールというらしい)になっている親切設計。
慎重に貼ればちゃんと曲面にも馴染みますよ。


比較です。
実は細かいところが結構違う。
アームの基部形状や後端部のディテール、さらに側面バーニアの数や形状も違っています。
これって結構スゴイことで、先行量産機のオレンジがちょっと出来がイイと言われるのも納得しちゃう。


底面。
ボールは玉なので機動するためのバーニアが全周囲に配置されています。シャークマウス仕様の方が明らかに数も多くて速そう。
対してオレンジのは作業用ポッドの域から出てないようなシンプル構造ですね。
しかし前面装甲の形状とかもけっこう違うのね。

台座。
ボールは底面に推進器が集中しているのでアクションベースがそのままは使えません。
そこでバーニアノズルなどを避けて機体を支える用のマウントが付属しています。
この台座、アームが固定で短いので飾るのはいいけどアクションポーズは無理。
なのでマウントだけ外してアクションベースに接続すればある程度は躍動的に飾れます。
とはいえ乗っかってるだけなので、急角度だとポロリするので注意。

ま、アクションポーズ言うても手がピヨピヨ動くだけなので激しいのは無理。
せっかく2機セットなので並べて配置するとか、人型のモビルスーツ(MS)とはちょっと違う飾り方で楽しむのが吉でしょうか。
アクションベースには穴がいっぱい空いてますが、ここにサブームをブッ刺したり、別のアームを持ってきてブッ刺したりすると綺麗に飾れます。
アームの長さを調整して高さを変えると立体的になりますよ~。

というわけで、ボールK型とシャークマウス仕様のセットでした。
通常版のボール2機セットもあるんですけど、こういう仕様違いのセットだと比較できたりして面白いですね。
特にK型は『第08MS小隊』でのアイナザクとの対決シーンなんかもできるし、シチュエーションを再現したい人にはこちらはオススメですよ。
意外と出来良いので驚きます!
HGUC 1/144 ボールK型(第08MS小隊版)&ボール(シャークマウス仕様)
発売日:2012年2月20日
価格:1,650円(税込)