1/144  HG スサノオ

1/144 HG GNX-Y901TWスサノオ

発売日:2009年6月

価格:1,650円(税込)

設定画に近づけるためにプチ改造を施す!

『機動戦士ガンダム00』のガンプラは現在の関節可動システムへ移行する時期にあったシリーズのため、過渡期的なキットがいくつかあります。

この部分さえ何とかなればもっと良くなるのにな~みたいなことがちょくちょくあるので、その些細な不満をプチ改造でなんとかしようという企画です。

コンセプトは

・未塗装でも見栄えすること

・大幅な工作はしないこと

・なるべくアニメの設定に近づけること

――という3つを基本として加工します。

というわけで今回は、ミスターブシドーの乗機でお馴染みスサノオをチョイス! 何でコレ? という気もするけど、早速スタート!

早速ですがパチ組状態。

撮影し忘れたのでインターネッツから拝借してますが、一見するとまあこんなもんじゃねという感じ。

ですが、アニメの設定画と比較すると決定的に違う点があるんですね。

またしてもインターネッツから拝借してきたアニメ版の設定画。

まず最初に腰のスラスターの位置が大きく異なります。

設定画では腰の前に円錐状の突起が来ていますが、素組では腰の横にありますね。

これを設定に近づけるには地味に大変なのですが、ここが再現されているだけでグッとカッコ良くなるので、ここはどうしても加工したい。

逆に言えばこの部分を改造するだけでもかなり良くなるので、今回はこの腰スラスターを重点的に考えていきましょう!

1/144  HG スサノオ プチ改造
1/144  HG スサノオ プチ改造

腰のスラスターは背中に続くアームで接続されています。

このアームの長さが足りないのと、もっと自由に可動して欲しいので、その先端部分にジョイントパーツを追加します。

これはコトブキヤの「D-116 球型ダブルジョイント(S)」を使用しています。

アーム先端にジョイントを組み合わせた延長パーツをはめ込みます。

キットのアームは左右を入れ替えて使うとさらに胴体側へ寄せられるようになるので、パーツも入れ替えて使います。

そして股関節も改造します。

股関節の軸の位置を3ミリほど下げます。

これはアームが股関節パーツと干渉してしまうのを避けるための加工で、重要な工作です。

また股関節の付き方がボールジョイント接続なので、ついでに軸接続に変更します。

股関節は長らくボールジョイント接続でしたが、最近では軸接続に統一されましたね。

これはボールジョイントよりも軸可動の方が安定するし、大腿部に回転軸があれば可動そのものには影響がないからです。

むしろ脚が外側に大きく開くようになるので、軸関節の方が便利です。

1/144  HG スサノオ プチ改造

まずキットの軸を切り落として表面を平らに整えます。

そしてコトブキヤの「プラユニット P-106 丸ノズル(直径6ミリのもの)」を下側ギリギリに合わせて接着します。

これ要するに平たいバーニアです。

中心に円のモールドがあるので、それを穴あけのガイドとして使います。

で、ピンバイスなどで穴を空けるんですが、両側に貫通しちゃいます。

そして3ミリのランナー(キットのもの)を適当な長さにカットしてブッ刺して接着したら終了。

丸ノズルをガイドに使うと超簡単ですし、股関節の付け根のディテールアップにもなって一石二鳥ですね。

ただし、両側の丸ノズルの位置がきちんと合っていなと穴がズレますので、そこだけは注意しましょう。

1/144  HG スサノオ プチ改造

しかしこの加工をすると、腰パーツ下部にあるアクションベース用の穴が塞がってしまいます。

そこで、軸の接着が完璧に固定されたあとで3ミリの穴を空けます。

ポリパーツによる接続ではなくなりますが、別にアクションベースに乗せるだけですのでこれでじゅうぶんです。

せっかく軸を左右に通して合成を確保したんですが、まあ接着されていれば折れることはないので大丈夫でしょう。

この接着には「乾燥すると黒くなる瞬間接着剤」を使うと便利です。

WAVEさんなどから発売されているので1本あると便利ですよ。

股関節パーツの差し替え。

写真左側がノーマル、右側のはダブルオーガンダムの股関節パーツです。

形状や色味がよく似ているのと、必要な機能(下方向への軸関節)があるのでこれを流用します。

ダブルオーのキットがひとつ無駄になってしまうのですが、ビルドダイバーズやその他のシリーズでもいろいろキットが出ているし、値段も安いので容赦なく使っちゃいましょう。

他のパーツも使えるかもしれませんが、今回はわかりやすさ重視です。

股関節を下げてアームを延長した結果、横から見るとこのようになりました。

腰のスラスターが前まで動くようになり、さらに細かく調整もできるのでちょうどいい位置に来るようになりました。

1/144  HG スサノオ プチ改造

また、3ミリ下がったことで脚長効果もあり、より設定画に近いプロポーションになっています。

スサノオ(というかフラッグ系全般)は腕と脚が長くアンバランスなプロポーションなのがカッコイイのですが、キットの素組ではそこが微妙。

比較的簡単な加工でここまで変化するんですから、ぜひオススメの工作ですよ!